2005年10月15日

薬の形と薬の行き渡り方

錠剤というのが、最もポピュラーかな。薬の形としては。
あ、あと、ドリンク剤というのもあるね。

こういうように口から飲む薬を「経口剤」という。

口から飲むと、一部は胃で、あとのほとんどが小腸で吸収される。

吸収された薬は小腸から門脈という血管を通って、肝臓へ、そして、肝臓から体中を巡る静脈へ入って行く、というわけだ。


この手の薬、つまり小腸から吸収されて肝臓を取って体中に配達される薬で、よく聞く言葉が「初回通過効果」。
posted by ホーライ at 14:52| Comment(10) | TrackBack(0) | 薬理学総論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月09日

クスリとリスク

良く言われることだが、効き目のするどい薬ほど、副作用も大きい。

副作用が全く無いという薬の開発は、現在のところ不可能だ。

そこで、通常は予想される副作用(リスク)と期待できる薬効のバランスを考える。

リスクよりも、ベネフィット(期待できる薬効)のが大きいと、薬が使われる、ということになる。


何事も、バランスが大切だということですね。
 
posted by ホーライ at 22:20| Comment(3) | TrackBack(0) | 薬理学総論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

そもそも薬理学とは?

そもそも薬理学とは何だろう?

薬理学とは単純に言ってしまえば、「薬」と「人間の体」との関係を扱う学問だ。

ここから、先は、学問という形を捨て、新薬開発担当者のモニターに必要な最低限度の薬理学的知識を紹介していきたい。

よろしいでしょうか?

posted by ホーライ at 22:08| Comment(0) | TrackBack(1) | 薬理学総論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする